連日、甲子園で繰り広げられる熱戦に、一喜一憂している方も多いのではないでしょうか?日本では野球場のことを『Baseball stadium』と呼んでますが、本場のアメリカでは『Ballpark』と呼ばれています。
今回の表現は『ballpark』
『ballpark estimate (price)』といえば『概算見積もり』
『ballpark figure』といえば、『おおよその数字』を指します。
つまり、『ballpark』とは『だいたい幾らくらい』という意味を指し、これは、『約いくら』というよりは推測、予想の範囲内の数字を伝える時に使うイディオムです。
この表現は、日常の会話として、よく用いられる表現なんです。
でも不思議ですよね。なぜ『野球場』が『おおよそ』になったのか?
それは、野球の試合で観客数をアナウンスする際、大雑把な数字を発表していた昔の習慣からできた慣用句みたいですね。
使い方としては、
Can you give us a ball park figure?(見積りを依頼する時など)
概算を教えていただけますか?
That's just a ballpark price.
だいたいそれくらいの金額だよ。
その他にも『ballpark』の使い方があります。
『out of one's ballpark』=専門外である
Could you please explain that term?
(その用語について詳しくご説明いただけますか?)
I'm afraid it's a little out of my ballpark .
(すみません、それについては専門外でして)
なぜ、専門外という意味になるのか?
それは、『野球場』を1つの枠のある『範囲』とすると、
そこから外にある(out of)、範囲外→『専門外』となります。
これらのイディオムは、野球が語源になっているので、
当然、アメリカ英語です。
もし、この言葉が、ヨーロッパで生まれてたら
『football field』になってたかもですね(笑)
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