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2013年8月4日日曜日

動詞と時制 (6)時や条件を表す接続詞の後で持ちいる現在形のトレーニング




1. 冬が来ると、その鳥たちは南に飛んでいくだろう。

2. 明日晴れたら、泳ぎにいこうよ。

3. 彼女がいつ帰ってくるか教えてください。

4. 彼女が戻ってきたら教えてください。

5. 明日雨が降るかなあ。

6. 明日雨が降れば家にいます。

7. 彼は妻が帰ってくるまで、駅で待つことに決めた。

8. あなたが会議でスピーチをしてくれるなら、うれしいのですが。

9. この嵐の中でかけるつもりなら、止めません。

10. 彼が帰ってくるまでに宿題を終わらせるつもりだ。

11. 私は彼が欲しがれば、このCDを彼にあげるつもりだ。

12. 止まるまではバスを降りてはいけません。




解説

☆時や条件を表す接続詞の後で用いる現在形

whenif など『時や条件を表す接続詞』を用いると、それに続く(whenやif)節は実際に成り立つ事柄がくる。





1. 冬が来ると、その鳥たちは南に飛んでいくだろう。
  The birds will fly south when winter comes.

when節=冬が来ると(実際にあること)
鳥が南に飛んで行く(主節の内容)

冬が来たら、鳥は南に飛んで行くという内容に推測は含まれていない。従って、when節は現在形で表すことができる。

実際に冬が来たら、『鳥が南に飛んで行く』という主節の内容を副詞的に修飾しているだけで、主節の内容からは『予測』(未来形でできる表現)できることではない。従って、when節は一般的な真理や事実を表す現在形を用いる。




2. 明日晴れたら、泳ぎにいこうよ。
  If tomorrow is fine, let's go swimming.

明日晴れたら(実際にあること)
泳ぎに行こう(主節の内容)
この文も推測ではなく、『晴れた場合には、泳ぎにいく』という未来の事実を示している。従って、現在進行形で表すことができる。

時を表す接続詞
(when, before, after, until, by the time, as soon as, etc.)
条件を表す接続詞
(if, unless etc.)




3. 彼女がいつ帰ってくるか教えてください。

  Tell me when she will come back.

この場合
『教えてくれ』(現在) 
『いつ彼女が戻ってくるのか』(未来)
未来を尋ねているのでwillが使われる。

whenやif節が現在形を使えるのは、これらの節が副詞の働きをしている場合である。もしwhenやif節が名詞節として使われ、『未来の内容』を表したい場合には、未来形で表す。

tellは自動詞と他動詞、両方の使い方ができる。従って自動詞のtellを使い、Tell me when~〈SV+名詞節〉と表現する。when節には未来への希望や考えなど。



4. 彼女が戻ってきたら教えてください。
  Tell me when she comes back.

『彼女が戻ってきた時』+『戻ってきたら教えてくれ』
未来の出来事であるが、推測などが必要のない事実である。従って、事実などを表す現在形で表現するのがよい。Tell me when~〈SV+副詞節〉




5. 明日雨が降るかなあ。
  I wonder if it will rain tomorrow.

『明日、雨が降るかな?未来のことを推測していることから、willを使い、未来形をとれる副詞節で表す。


6. 明日雨が降れば家にいます。
  I'll stay home if it rains tomorrow.

『明日、雨が降るとしたら出かけない

未来のことを推測していないので現在形で表す。


7. 彼は妻が帰ってくるまで、駅で待つことに決めた。
  He decided to wait at the station until his wife came.

彼は待つことを決めた(過去)
奥さんが来るまで(待つよりも先の未来:実際は過去)
Ifやwhenなどの時や条件を表す副詞節過去のある地点から見た未来』を表す場合、過去形を使う。



8. あなたが会議でスピーチをしてくれるなら、うれしいのですが。
  I'll be happy if you make a speech at the conference. 

スピーチをしてくれるとうれしい(if節は依頼
if節の中で、相手に対して依頼を表す時は、willを用いる。



9. この嵐の中でかけるつもりなら、止めません。
  If you will go out in the storm, I don't stop you.

2,3人称の主語で『どうしても〜する』といった強い意志
を示す場合にはwillが用いられる。




10. 彼が帰ってくるまでに宿題を終わらせるつもりだ。
  I'll finish to my homework before he comes back.

『宿題を終える』、『彼が来る
どちらも未来を表しているが、推測する内容ではなく事実なのでbefore以下は現在形で表す。





11. 私は彼が欲しがれば、このCDを彼にあげるつもりだ。
  I'll give him this CD if he wants it.


『彼にCDをあげる』、『彼が欲しいなら』
これも未来の事柄であるが、欲しいならあげるという事実指しているのでif節は現在形のwantsを用いる。




12. 止まるまではバスを降りてはいけません。
  Don't get off the bus till it stop.

『バスを降りてはだめ』、『バスが泊まるまでは』
これも推測の意味はない。従ってtill節の中は現在形を用いる。





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