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2013年10月7日月曜日

助動詞(7) 可能性・推量・推測を表すcan, may, willのニュアンスの違いと使い方




1. 誰にだって間違いはある。

2. 空のあの光は飛行機かもしれない。

3. 本当にあの人がお父さんなの?

4. 彼は奥さんと一緒にパーティーに来るかもしれません。

5. 電話が鳴っている。たぶん父からだろう。

6. それがたぶん一番よい解決策だろう。

7. 彼は今忙しいだろうね。彼は宿題がたくさんあるからね。

8. ロンドンの冬はとても寒いことがある。

9. 飛行機が離陸する時、いくらか揺れるかもしれないね。

10. あれが彼の家だろう。車庫に彼の車があるのが見えるから。




解説

☆可能性を表すcan/could
canのイメージは可能性
可能性を表すcanはイメージそのままである。

“It can be quite cold here in winter” 

(ここの冬は本当に寒くなることがあるよ。)

「ここ」の地理条件などから考えて本当に寒くなることがある(可能性)というニュアンスである。またこの場合は条件さえそろえば寒くなるのが実現しうるということなので、実際に寒くなることが時々あるという意味合いも含んでいる。


☆推量を表すmay/might
mayのイメージは容認
「そうであってもいいんじゃない」という相手を容認する意味合いを含んでいる。

“This may or may not be true.”
(本当かもしれないし、本当じゃないかもしれない)

このようにmayが推量で使われる時はどっちの可能性もあるという場合に使われる。つまり、あってもなくてもおかしくないというようなゆるい状況を示すことがmayを使う時のポイントである。


☆推測を表すwill
一般にwillのイメージは意思が有名だが、この場合は単純未来
will は未来の予測に関して最も一般的に使われる助動詞である。will を使った文は、その予測が起こる可能性がきわめて高いことを表す。しかしながら多くの場合、確信度を表す副詞や be, sure , think, wonder ,などの動詞を加えてその確信度合いを調節することができる。

“Maybe she will be at the party tomorrow.”
(たぶん、彼女は明日のパーティーに来るだろう。)

単純未来に確信度を表す副詞(maybe)やbeなどを共に用いることで、たぶん〜に来るだろうという推測の意味合いを持たしている。もし、“I will stop smorking”のように一人称で使われる場合には、禁煙するぞ!という意思のwillとなる。一人称で単純未来を使う場合は自らが決定できないような状況で使われ、die, haveなどを伴う場合に限定される。





1. 誰にだって間違いはある。

  Anybody can make mistakes.
canを用いることで、「〜はありうる」という可能性を示すことができる。



2. 空のあの光は飛行機かもしれない。

  The light in the sky could be a plane.
canは、「普通に考えて、状況的にありうる」という場合に用いるが、話し手が思っている可能性を表す時にはcouldを用いる。



3. 本当にあの人がお父さんなの?

  Can the man really be your father?
「本当に〜なの?」のように強い疑問を表す時にはcanが用いられる。これは、「普通に考えて、状況的にありうるのか?」という意味合いを含んでおり、驚きや不信感を表す場合に使われる。canを用いると「とてもそうはみえないけど、本当にお父さんなの?」という意味合いが含まれている。






4. 彼は奥さんと一緒にパーティーに来るかもしれません。

  He may (might) come to the party with his wife.

「〜一緒に来るかもしれない」という推量を表しているので、mayを用いる。mayとmightはほぼ同じ意味で使われるが、mightを使うとmayよりもやや可能性が低くなる。







5. 電話が鳴っている。たぶん父からだろう。

  The telephone is ringing.  It will be my father.
「たぶん〜だろう」という話し手の推測を表しているのでwillを使う。



6. それがたぶん一番よい解決策だろう。
  That will (would) be the best solution.
wouldを使うとwillよりも控えめで丁寧な表現になる。また、確信はないがそうだと思うといった意味合いになる。なので、wouldを用いると「(確信はないけど)たぶん一番の解決策だろう」というニュアンスになる。






7. 彼は今忙しいだろうね。彼は宿題がたくさんあるからね。

  He will be busy now.  He has a lot of homework.
「忙しいだろう」という話し手の推測なのでwill






8. ロンドンの冬はとても寒いことがある。

  Winter in London can be very cold.
可能性のcanを用いる。winterは最後にしてもok






9. 飛行機が離陸する時、いくらか揺れるかもしれないね。
  You may feel some shaking when the plane take off.
推量のmay


10. あれが彼の家だろう。車庫に彼の車があるのが見えるから。

  That will be his house.  I can see his car in the garage.
推測のwill。 I canのcanは可能。

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