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2013年8月6日火曜日

完了形 (2)『完了・結果』『経験』を表す現在完了形のトレーニング






1. もうお金を全部使ってしまったんです。


2. 彼はちょうど宿題をやり終えたところです。


3. 仕事をやめたって聞いたんだけど。


4. 彼女の名前を忘れた。


5. 有り金が全部なくなった。


6. ロンドンには2回行ったことがある。


7. 今までに富士山に登ったことがありますか?


8. 彼はタイに行ったことがある。


9. 彼はタイに行ってしまった。


10. たった今、スーパーに行ってきたところだ。


11. あんなにキレイな島にはこれまで一度も行ったことがない。


12. こんなに美しい夕焼けを見たことがありますか?




解説


☆『完了・結果』を表す現在完了形


現在完了形は『過去』から『今』につなげて、現在の状況を示す。動作動詞を用いた場合、以下のように表現できる。




   やり終えて、その結果、今がどうゆう状況になっているのか? 
時間軸  (過去)             (現在)  

つまり、動作の『完了とその結果』を表し、今の状況がどうなっているのかを説明している。この用法では、already, just, now (たった今), yetなどの副詞が伴うことが多い。 





1. もうお金を全部使ってしまったんです。
  I have already spent all my money.

    すでに金を使い切った (結果)今はお金がない 
時間軸  already(過去)            (現在) 

お金を使いきってしまったので、『今』はお金がないという内容(結果)が含まれている。




2. 彼はちょうど宿題をやり終えたところです。
  He have just finished his homework.

     ちょうど終わった (結果)今は手が空いている 
時間軸   just     (過去)            (現在) 

ちょうど終わったので、『今』はすることがない状況が予想される。つまり、完了を意味する。




3. 仕事をやめたって聞いたんだけど。
  I heard you quit your work.


現在完了形で書くと I have hear quit your work.
このような表現は現在形で表すことができる。
つまり、下図のような構図になる。

『聞いた』のは過去のことでもその内容が現在に関わっているような場合には現在形が用いられる。

       聞いた   (結果)今、無職なのを知っている 
時間軸  hear(過去)         (現在) 


hear, forget, find (わかる), understandなど
find oneself alone (自分が一人であるのに気づく)



4. 彼女の名前を忘れた。
  I forget her name.

      忘れた     (結果)今もわからない 
時間軸 forget (過去)         (現在) 





5. 有り金が全部なくなった。
  All my money is gone.   


現在完了形で書くと All my money has gone.

〈be動詞+自動詞の過去分詞〉で結果を表すことができる。これは、文章で書くときだけである。

      なくなった     (結果)今も金がない 
時間軸    is gone(過去)         (現在) 


実際、話す時は“Spring has come!!” のように使われる。
口語では “All my money has gone.” 



☆『経験』を表す現在完了形

今までの『経験』を表す場合でも、現在完了形が用いられる。


6. ロンドンには2回行ったことがある。
  I have visited London twice.

    visited London     visited London  2回行ったことがある 
時間軸  1回             2回(過去)   (現在

『現在』からみると『過去2回』いったことがある(経験)と表すことができる。この用法は、ある行為を今までにどれくらいしたかを表すものなので、before, never, ever (疑問文), often, once, twice, many timeなど 回数や頻度を表す語(副詞)と一緒に用いられる。




7. 今までに富士山に登ったことがありますか?

  Have you ever climbed Mt. Fuji?

これまでに〜がありますか?という経験を聞く、現在完了形の疑問文では、Haveを文頭に出し、ever (これまでに)という形で表現する。〈Have+S+ ever+ 過去分詞〉



8. 彼はタイに行ったことがある。

  He has been to Thailand.

    タイに行った  (今)タイに行った『経験』がある 
時間軸 has been(過去)         (現在) 


have beenは〜に行ったことがあるという『経験』を表す。




9. 彼はタイに行ってしまった。
  He has gone to Thai land.

    タイに行った   (今)はここにはいない『完了・結果』
時間軸 has gone(過去)            (現在) 

通常、have goneは『完了・結果』を表す。
beenもgoneも例外として、文脈上、『経験』を表す場合もあり。





10. たった今、スーパーに行ってきたところだ。

  I have just gone (been) to the supermarket.


    スーパーに行った  (今)は買い物を終えた『完了・結果』
時間軸   (過去)              (現在) 


基本的にbeenとgoneは上記の解説の通り使われるが、文脈上の意味で『経験』や『完了・結果』どちらも表現する場合がある。



11. あんなにキレイな島にはこれまで一度も行ったことがない。

  I never went to such a beautiful island before.

never, everを用いると過去形で『これまでに〜なことはない』という『経験』を表すことができる。beforeという過去を表す副詞とsuchという程度を表す副詞が伴っているので下記のようになる。
 
『以前に』これほどきれいな島には行ったことがない。
あんなにきれいな島には『一度も』行ったことがない。




12. こんなに美しい夕焼けを見たことがありますか?
  Did you ever see such a beautiful sunset?

11と同じで、過去形で『これまでに〜なことはない。という『経験』を表す表現ができ、疑問文なのでeverを用いる。Had you ever see 〜でもよい。

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