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2013年8月5日月曜日

完了形 (1)完了形が表す意味のトレーニング


1. 宿題が終わったから、遊びにいこうよ

2. まだ決心していないんだ。

3. 私は一昨日から病気です。

4. 私は旅行代理店に行ってきたところだ。

5. 私はパリには2回行ったことがある。

6. 子どもの時から彼女とは知り合いだ。

7. 彼は昨夜からここにいない。

8. あなたは昨日からここにいるのですか?

9. 彼はお酒をやめてます。

10. 会議に出るかどうか、その時は決心がつかなかった。

11. 会議に出るかどうか、まだ決心がついてません。

12. 宿題が終わったから、買い物に行ける。






解説
☆完了形の基本



1. 宿題が終わったから、遊びにいこうよ
  I have finished my homework, so let's go out to play.

①『〜した』なのに過去形ではない。

宿題が終わったから、遊びにいこうよ
これを英語にする場合、『宿題が終わった』という日本語だけをみるとI finished my homework” とすれば良さそうにみえる。だが、実際は『終わったから遊びにいこう』なので、時間軸でみるとさっきまで宿題をやっていたけど、今はもう終わっているので、今から遊びに行こう』


    宿題をやってた  もう終わったので  遊びに行こう  
時間軸 さっきまで(過去) 今はもう現在) 今から未来

     
現在完了形さっきまで』と『今はもう』という過去から現在までの動作を結びつける表現方法である。

現在完了形は〈have[has]+過去分詞〉で作る。




2. まだ決心していないんだ。
  I have not decided yet.

②『〜していない』なのに現在形ではない。
『まだ決心していないんだ』を時間軸で考えてみよう。これは『今まで(考えてきたけど)決心し終わっていない(今)』となる。

   (考えてきた) 決心し終わってない      
時間軸 今まで(過去)  現在)  今から未来

この場合も『今まで』と『今』をつなげて考えているので現在完了形を使う。




3. 私は一昨日から病気です。
  I have been ill since the day before yesterday.

③完了形とは何か?
完了形は『今まで』と『今』の動作をつなげる時に使う

現在完了形を使うことで、『過去から今まで』を一気に表すことができる。ただ、この考え方は日本語にはない考えなので、この文を例文として考えてみる。
          

私は昨日、病気だった。(昨日『過去』の時点の話
I was ill yesterday.

      病気だった              
時間軸   昨日(過去)   現在


私は一昨日から病気です。
I have been ill since the day before yesterday.


*日本語の考え方  話している『今』から、『過去』のことを話している

      病気だった←ーーーーーー 話している 

時間軸   おととい(過去)       現在




*英語の考え方

      病気だったーーーーーー→ 話している 

時間軸   おととい(過去)       現在



病気だった(過去のある地点)から出来事の流れを追いながら話している(今)まで戻って来ている。このように現在完了形は『過去』から『今』までをたどったことを表現する方法である。
     



4. 私は旅行代理店に行ってきたところだ。
  I have just been to the travel agency.

     旅行代理店にいった    話している 
時間軸  ちょっと前に(過去)    現在

現在完了形には様々な用法があるが、いずれもhave+過去分詞で表される。この場合、justという『〜したばかり』という副詞があるので『完了・結果』を表す現在完了形である。





5. 私はパリには2回行ったことがある。
  I have been to Paris twice.

      パリに2回行った      
       ↓   ↓      話している 
時間軸     前に(過去)    現在

これは、2回いったことがあるという『経験』を表している。



6. 子どもの時から彼女とは知り合いだ。
  I have known her since we were children.
  
      知っている      話している 
時間軸  子どもの頃から(過去)  現在

子どものころから知っているという『継続』を表している。




7. 彼は昨夜からここにいない。
  He hasn't been here since last night.

     彼はいない     今もここにはいない 
時間軸    昨晩から(過去)  現在

現在完了形の否定文は have[has]not 過去分詞で表す。


8. あなたは昨日からここにいるのですか?
  Have you been here since yesterday.

    ずっといるのか?  いたのかをどうか尋ねている 
時間軸   昨日(過去)     現在



現在完了形の疑問文は Have を文頭に出して作る。〈Have[Has]S 過去分詞〉





9. 彼はお酒をやめてます。
   He has given up alcohol.

      お酒をやめている   今もやめている 
時間軸    前から(過去)    現在

例えば、過去形で He gave up alcohol. と表現すると話し手はお酒をやめたという『過去の地点』だけをみて話している。これに対し、 過去分詞形 He has gave up alcohol. と表現すると『今どういう状況にあるのか』ということを表現できるようになる。つまり、現在完了形を使うことで、『昔は飲んでいたけど』、『今は飲んでいない』という説明をしたい時に使える表現となる。

現在完了形を使えば

お酒をすすめてきた人に対して
Don't offer beer to him!  He has given up alcohol. 
と言ってお酒を断る口実を説明できる。




10. 会議に出るかどうか、その時は決心がつかなかった。
  At the time I didn't decided whether I would attend the meeting.

    決心つかなかった  会議にでたかどうかはわからない
時間軸  その時(過去)      今(現在)      

At the timeで示されている『その時』の状況を述べているだけであり、今はどうなっているのかわからない。従って、この場合は過去形で表す。

whether節は『過去からみた未来』なのでwillの過去形 wouldで表す。




11. 会議に出るかどうか、まだ決心がついてません。
   I haven't yet decided whether I will attend the meeting.

   決心つかなかった まだ決心ついていない 会議にでるかどうか
時間軸 前から(過去)  現在)     決断した後(未来)

現在完了形を使うことで、このように『過去』からさかのぼって、『今の状況』を説明することができる。また、このwhether節は、“会議にでる予定”という『未来の状況』なので未来形のwillを使う。



12. 宿題が終わったから、買い物に行ける。
  I have finished homework.  So I can go to shopping. 

   宿題をやってた  もう終わったので 買い物に行ける
時間軸 さっきまで(過去) 今はもう現在) 今から未来

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