1. 宿題が終わったから、遊びにいこうよ
2. まだ決心していないんだ。
3. 私は一昨日から病気です。
4. 私は旅行代理店に行ってきたところだ。
5. 私はパリには2回行ったことがある。
6. 子どもの時から彼女とは知り合いだ。
7. 彼は昨夜からここにいない。
8. あなたは昨日からここにいるのですか?
9. 彼はお酒をやめてます。
10. 会議に出るかどうか、その時は決心がつかなかった。
11. 会議に出るかどうか、まだ決心がついてません。
12. 宿題が終わったから、買い物に行ける。
解説
☆完了形の基本
1. 宿題が終わったから、遊びにいこうよ
I have finished my homework, so let's go out to play.
①『〜した』なのに過去形ではない。
『宿題が終わったから、遊びにいこうよ』
これを英語にする場合、『宿題が終わった』という日本語だけをみると“I finished my homework” とすれば良さそうにみえる。だが、実際は『終わったから遊びにいこう』なので、時間軸でみると『さっきまで宿題をやっていたけど、今はもう終わっているので、今から遊びに行こう』
宿題をやってた もう終わったので 遊びに行こう
時間軸 さっきまで(過去) 今はもう(現在) 今から(未来)
現在完了形は『さっきまで』と『今はもう』という過去から現在までの動作を結びつける表現方法である。
現在完了形は〈have[has]+過去分詞〉で作る。
2. まだ決心していないんだ。
I have not decided yet.
②『〜していない』なのに現在形ではない。
『まだ決心していないんだ』を時間軸で考えてみよう。これは『今まで(考えてきたけど)決心し終わっていない(今)』となる。
(考えてきた) 決心し終わってない
時間軸 今まで(過去) 今(現在) 今から(未来)
この場合も『今まで』と『今』をつなげて考えているので現在完了形を使う。
3. 私は一昨日から病気です。
I have been ill since the day before yesterday.
③完了形とは何か?
完了形は『今まで』と『今』の動作をつなげる時に使う。
現在完了形を使うことで、『過去から今まで』を一気に表すことができる。ただ、この考え方は日本語にはない考えなので、この文を例文として考えてみる。
現在完了形を使うことで、『過去から今まで』を一気に表すことができる。ただ、この考え方は日本語にはない考えなので、この文を例文として考えてみる。
私は昨日、病気だった。(昨日『過去』の時点の話)
I was ill yesterday.
病気だった
時間軸 昨日(過去) 今(現在)
私は一昨日から病気です。
I have been ill since the day before yesterday.
*日本語の考え方 (話している『今』から、『過去』のことを話している)
病気だった←ーーーーーー 話している
時間軸 おととい(過去) 今(現在)
*英語の考え方
病気だったーーーーーー→ 話している
時間軸 おととい(過去) 今(現在)
病気だった(過去のある地点)から出来事の流れを追いながら話している(今)まで戻って来ている。このように現在完了形は『過去』から『今』までをたどったことを表現する方法である。
4. 私は旅行代理店に行ってきたところだ。
I have just been to the travel agency.
旅行代理店にいった 話している
時間軸 ちょっと前に(過去) 今(現在)
現在完了形には様々な用法があるが、いずれもhave+過去分詞で表される。この場合、justという『〜したばかり』という副詞があるので『完了・結果』を表す現在完了形である。
5. 私はパリには2回行ったことがある。
I have been to Paris twice.
パリに2回行った
↓ ↓ 話している
時間軸 前に(過去) 今(現在)
これは、2回いったことがあるという『経験』を表している。
6. 子どもの時から彼女とは知り合いだ。
知っている 話している
時間軸 子どもの頃から(過去) 今(現在)
子どものころから知っているという『継続』を表している。
7. 彼は昨夜からここにいない。
He hasn't been here since last night.
彼はいない 今もここにはいない
時間軸 昨晩から(過去) 今(現在)
現在完了形の否定文は have[has]not 過去分詞で表す。
8. あなたは昨日からここにいるのですか?
Have you been here since yesterday.
時間軸 昨日(過去) 今(現在)
現在完了形の疑問文は Have を文頭に出して作る。〈Have[Has]S 過去分詞〉
9. 彼はお酒をやめてます。
He has given up alcohol.
お酒をやめている 今もやめている
時間軸 前から(過去) 今(現在)
例えば、過去形で He gave up alcohol. と表現すると話し手はお酒をやめたという『過去の地点』だけをみて話している。これに対し、 過去分詞形 He has gave up alcohol. と表現すると『今どういう状況にあるのか』ということを表現できるようになる。つまり、現在完了形を使うことで、『昔は飲んでいたけど』、『今は飲んでいない』という説明をしたい時に使える表現となる。
お酒をすすめてきた人に対して
Don't offer beer to him! He has given up alcohol.
と言ってお酒を断る口実を説明できる。
10. 会議に出るかどうか、その時は決心がつかなかった。
At the time I didn't decided whether I would attend the meeting.
決心つかなかった 会議にでたかどうかはわからない
時間軸 その時(過去) 今(現在)
At the timeで示されている『その時』の状況を述べているだけであり、今はどうなっているのかわからない。従って、この場合は過去形で表す。
whether節は『過去からみた未来』なのでwillの過去形 wouldで表す。
11. 会議に出るかどうか、まだ決心がついてません。
I haven't yet decided whether I will attend the meeting.
決心つかなかった まだ決心ついていない 会議にでるかどうか
時間軸 前から(過去) 今(現在) 決断した後(未来)
現在完了形を使うことで、このように『過去』からさかのぼって、『今の状況』を説明することができる。また、このwhether節は、“会議にでる予定”という『未来の状況』なので未来形のwillを使う。
12. 宿題が終わったから、買い物に行ける。
I have finished homework. So I can go to shopping.
宿題をやってた もう終わったので 買い物に行ける
時間軸 さっきまで(過去) 今はもう(現在) 今から(未来)
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