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2013年8月5日月曜日

動詞と時制 (8)未来を表す様々な表現のトレーニング




1. 私たちの飛行機は11:45に出発する。

2. そのチームは来週、春期トレーニングを始める。

3. 私は明日の朝、パリに向けて出発します。

4. 君は6時に帰ってくると思っていたよ。

5. 来週、その店はセールを開催する。

6. サッカーの試合が始まろうとしている。

7. 私たちはその試合を今にもあきらめようとしていた。

8. 大統領は今夜、テレビで演説することになっている。

9. 彼女は来週、結婚することになっている。

10. 雨が降り始めた時に、かれらはまさに家を出るところだった。

11. サムは今月の終わりに日本を発つ。

12. 彼が呼んだ時に、私は寝ようとしていた。




解説

☆現在形で確定した未来の予定・計画を表す表現

時刻表や予定表など確定していることには『未来』であっても『現在形』で表すことができる。

『今』の時点で(予定、計画など)が確定していて、変更の可能性がないものには現在形が使われる。この用法に用いられる動詞は、『物事の開始』や『移動』の意味を含むものが多く、日時などを表す語と一緒に使われる。
例(go, come, arrive, start, leave, begin, etc)

*個人よりも団体の予定や計画、公共的なことに対して使われることが多い。




1. 私たちの飛行機は11:45に出発する。
  Our flight leaves at 11:45.

『飛行機がでる』のは確定した予定かつ時刻表から得る情報、つまり公式なものなので現在形を用いる。
*公共的な予定



2. そのチームは来週、春期トレーニングを始める。
  The team starts spring training next week.

『春季キャンプが始まる』確定した予定。
*団体の予定




☆進行形で未来の予定を表す表現
『未来の予定』を表す表現としては『現在進行形』も使われる。この用法は、未来の行動に向けて、今、心構えや具体的な準備している様子、言い換えれば『着々と進行している動作』である。

3. 私は明日の朝、パリに向けて出発します。
  I'm leaving for Paris tomorrow morning.

『パリへ発つ』『明日の朝』 (未来への行動)
この表現は、すでに旅の手配を済ませ、『今、まさにパリへ発つという動作が着々と進行している状況であると考えられる。


4. 君は6時に帰ってくると思っていたよ。
  I thought you were coming home at six.

 『思っていた』  『6時に来る』
(過去のある時点でそうなるであろうと思ったこと)
were coming :『思っていた地点よりも未来を表しているので、過去進行形で表す。




5. 来週、その店はセールを開催する。
  The shop is holding a sale next week.

『お店がセールの準備をしている』『来週』
これもセールを行うためにお店が準備しているという未来への行動を伴っている状況と解釈できる。従って、未来を表すことができる『現在進行形』is holdingで表す。




☆未来を表すその他の表現
すぐ後に起きることを表す表現として
be about to 動詞の原形〉『まさに〜しようとしている』
*未来を表す副詞(句)は伴わない 

〈be on the point of+動詞のing形〉 『まさに〜しようとしている』
〈be to 不定詞〉             『〜することになっている』


6. サッカーの試合が始まろうとしている。
  The soccer game is about to start.

『試合が始まろうとしてる』(すぐ後に起こるはずのこと)
つまり『まさに〜しようとしている』で表現できるので
be about to 動詞の原形〉 is about to start




7. 私たちはその試合を今にもあきらめようとしていた。
  We were on the point of giving up the games.

『試合をあきらめようとしている
        ↓
(すぐ後にしようとしていること)
『まさに〜しようとしている』で表現できるので
〈be on the point of+動詞のing形〉 



8. 大統領は今夜、テレビで演説することになっている。
  The president is to make a speech on TV tonight.

『大統領がスピーチをすることになっている』
(公式の予定)

〈be to 不定詞〉『〜することになっている』は、やや固い表現方法で『公式の予定』などを表すときなどに用いられる。




9. 彼女は来週、結婚することになっている。
  She is to be married next week.

『結婚することになっている』(おおやけな予定)
〈be to 不定詞〉



10. 雨が降り始めた時に、かれらはまさに家を出るところだった。
  They were about to leave their house when it began to rain.

『家に着いた』(雨が降り出した後に)
『家に着いた』は『雨が降り出した』すぐ後に起きたこと
be about to 動詞の原形〉『まさに〜しようとしている』



11. サムは今月の終わりに日本を発つ。
  Sam is leaving Japan at the end of this month.

『日本を発つ』 (来月末に)
来月末に向けて日本を発つ準備をしているという状況が考えられるので、現在進行形(未来の予定)




12. 彼が呼んだ時に、私は寝ようとしていた。
  I was on the point of going to bed when he called me.

『寝ようとしていた』(呼ばれた、まさにその時に)
 whenがあるのでこの場合は

be about to 動詞の原形〉ではなく
be on the point of+動詞のing形〉 を用いる。

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