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2013年11月30日土曜日

場面によって違う意味になる Why not? の使い方とニュアンス




英会話でよく耳にするフレーズ

Why not?

このwhy not? 使われる場面によって違う意味になります。




例えば
I don't like dresses that are too cheap. 
(安すぎるドレスは好きじゃないわ!)

Why not?

Cheap dresses are poor quality.
(安いドレスは品質がよくないでしょ!


この場合の意味は「なんで安いドレスが好きじゃないの?」 
Why don't you like Cheap dresses? を省略したものだから
「なんで?」という意味になります!

つまり、否定文に対する疑問「なんで〜じゃないの?」
を聞きたいのでwhy?ではなくwhy not?
になるんですね





肯定文なら

I like dresses that are expensive.

Why?

Expensive dresses are stylish and trendy.
(高いドレスはスタイリッシュで最先端だもの!)


このWhyは「Why do you like expensive dresses?」
が省略されたものですね。




それでは、ちょっと応用編です!


I disagree with you. (君には失望したよ!)

これに対する答えは

Why? Why not? どっちでしょうか? 



disagreeは接頭語 dis-がnotの意味なので、
なんで?と聞き返す場合には「なんで notなの?」
と聞くことになるので、Why not? になります。




このWhy~?の使い方わかりましたか?

“肯定になんで?”と聞くならWhy~?
“否定になんでダメなの?”と聞くならWhy not~?
と使えばいいんです。




ではもう一つのWhy not?

ネイティブの人たちは普通に使ってますが、
これが英語初心者にはわかりにくいWhy not?


Hi, why don't to go to the movie? (映画に行こうよ?)
Why not?

Let's go to the Chinese Restaurant!(中華に行こうよ!)
Why not?


ここでのWhy not? の意味は「ぜひ、もちろん!」


映画に行こうよ という誘いに対して
ネイティブたちは、Why not? と答えます

ネイティブたちは
映画に断る理由がないよ!
なぜ、その誘いを断らなきゃいけないの?
というニュアンスで、Why not?
を使います。

どこどこに行こうよ!という誘い以外でも
相手が何かを提案、誘ってくれたときに
「もちろん!ぜひお願い!」と言いたい時に
使えるのがWhy not?

Do you want more coffee? 
Why not?
「もっとコーヒーどう? もちろん!」


この表現はとってもフランクで
もちろん、ぜひお願い!みたいに積極的な表現です。




では最後に、このWhy not? の応用を

shall we have for dinner?

Why not Sushi?
(寿司なんていいんじゃない?)

このWhy not? は提案する時にも使えて
How about Sushi? と提案するよりも
積極的なニュアンスになります。



こういう表現が使えるようになると
ますます英会話力がアップしますね!






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2013年11月4日月曜日

be looking forward to ~ing なぜ不定詞ではなく動名詞が使われるのか?その理由を教えます!



I'm looking forward to seeing you!

(あなたに会えるのを楽しみにしてるよ!)


テストによくでる重要イディオムで
SNSやメールとかで外国の友達に対してもよく使う

be looking forward to ~ing


toの後の動詞は動詞の原形が続くはずなのに

動名詞がくる理由わかりますか?


簡単にいえば

be looking forward toの「to」は前置詞

つまりtoのあとにくる単語は名詞なので動名詞(~ing)

例えば I'm looking forward to the party.

前置詞 to の後にくるのは名詞なので

the partyのような名詞を使う表現ができます。

つまり、be looking forward to something と表現することができます。


ただ、丸暗記だとすぐに忘れて
toの後ろは動詞の原形だっけ?動名詞だっけ?となりますね


意味を考えて覚えれば、もうと迷うこともないはず!そこで、動名詞と不定詞のイメージの違いから、be looking forward to ~ing を説明します!



そもそも動名詞と不定詞が持つ意味とは?


不定詞(to + 動詞の原形)
不定詞が持つイメージは、「これから先のこと、可能性のあること」。ここで重要になるのが「to」のイメージ。toは〜に向かって、その到着点まで矢印が伸びているイメージ。

Let's go to park!

 to(先に向かって)→   公園に着くイメージ 


不定詞でも同様、to は先に向かうイメージ

I want to travel in Kyoto next year.

  to  (先に向かって) → 来年京都に行きたい 
   現在の状況 場所 時間            


未来にむけた表現であるため、実際にやってはない
つまり、後に説明する動名詞に比べ確実性がない




動名詞(動詞のing形)
動名詞が持つイメージは、「習慣的な行為や反復される行為」。

こう書くとちょっとわかりにくいですが、be+~ing形で表される進行形をイメージしてもらうとわかりやすいかな。進行形は「〜している」というまさにその時に行われている動作を表してます。現在(過去)進行形、「〜している(していた)こと」とは、「経験していること」ですよね。


「すでに経験していること」に対して動作を行う時に使われるのが動名詞なんです。


進行形
He's playing tennis now.(彼は今テニスをしている。)
→いまやっている、つまり経験

動名詞
He gave up smoking.(彼はタバコをやめた。)
→かつて吸っていたタバコ(経験)をやめた。


すでに経験している。つまり行っていることだから
不定詞よりも確実なこと



まとめると

不定詞は「これからすること」
つまり、これからするので確実ではない

動名詞は「経験している(した)こと」
経験していることなので動名詞の方が確実なニュアンス


be looking forward to doing とは

「近い将来〜できるのを楽しみにしている」という近未来を表す表現であり、「確実」にできる、想像できることをイメージしていることに対して使われてます。つまり、より確実なイメージの動名詞を用いたほうがニュアンス的にしっくりします。


また、「ending」のように動詞の中には~ing形がそのまま名詞になっているものがあることから前置詞 to の後にくる語として動名詞のほうがより親和性が高いと言えるのではないでしょうか。


どうですわかりましたか?

be looking forward to doing の理由




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2013年10月30日水曜日

慣れている、慣れる? be used toとget used to  ニュアンスの違いと使い方




He was used to doing this work.

He got used to doing this work.


この2文、似たような文ですが、全然違う意味になります

この違いがわかりますか?



He was used to doing his job.
(彼は仕事をするのに慣れていた。

He got used to doing his job.
(彼は仕事するのに慣れた。


be~の文は、もともと出来ていたという意味

get~の文は、ある瞬間に出来るようになったという意味

この2文、全然違いますよね!




この違いを理解するキーワードは「beとget



beとgetがどういう状況を表す動詞なのかを

知らなければなりません。




beは状態動詞

状態動詞とはbe, have, exist, want, like, feel, hear, etc.


例えば 

She has blue eyes. (彼女は目が青い)


 直訳すると、彼女は青い目を持っているですが、目が青いという「状態」を表しています。目が青いというのは、その状態や状況をころころとかえられないこと!


つまり、現在形で表しているので、一見、今の話をしているようですが、実は過去、現在、未来にわたって、「目が青い」ということを話している表現になります。


目の色は、突然変えられないですよね?
(カラコン使うとかなしです)

また、状態を表すので、通常、現在進行形(〜ing)で表すことはありません。


beも状態を表す動詞。
I'm from 〜出身です。というのは現在進行形の話ですが、I'm being fromとは言いませんよね。

be used to は慣れる状態を表すので、「慣れている」となります。




getは動作動詞

動作動詞とは、play, run, swim, sing, do, go, etc

読んで字のごとく、動作を表す動詞のことです。



例えば play 

I'm playing tennis with friend now.


テニスをしているのは「今」まさにしている行為、動作であって、テニスをやっている状態ではないです。例えば、この文では、今テニスをしているということがわかっても、1時間前にやっていたか?30分後もまだやっているのかについては、わかりませんよね。つまり、動作動詞は、状態動詞と異なり、その瞬間の動作、行為を表す表現に用いられます。なので、状態動詞で使われない〜ing形を使った表現があるんです。



では、話を戻しましょう。

getは動作動詞

I get it. 手に入れたのは、そのときの動作ですよね。
 つまり、get used toは今まさに慣れているのだから「慣れる」となります。




わかりました?beとgetの違い?


be  used to〜ing = 慣れている (状態)
get used to〜ing = 慣れる   (動作)




それではbeとgetの違いを瞬間英作文でトレーニング!!


1) 彼は英語を話すのに慣れている。

2) 彼女はこの仕事に慣れるようになるだろう。

3) 左側通行の運転に慣れてきている。

4) 私は、自分の朝食を作ることに慣れている。





1) He is used to speaking English. 

2) She will get used to doing this job.

3) I get used to driving on the left.

4) I'm used to making my own breakfast. 

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2013年10月26日土曜日

うまくいかなかった時の返事のしかた Thank you anyway! (いずれにしてもありがとうね) 




Thank you anyway! (いずれにしてもありがとうね)



相手に何かを頼んだのに

うまくいかなかった事ってありますよね!



そんな時に便利な表現が「Thank you anyway.」


ポイントは「anyway」


any−way  どの− みち

単語をばらして直訳すると

そのままの意味になるんですね。



anywayの意味は、どのみち〜、とにかく、など


これらの言葉を使う時ってどんな場面です?

どのみちダメだったけど、(ダメだったけど)とにかく〜しないとね

みたいに、期待していたのに実現できなかった時ですよね!!



Thank you + anyway

→ありがとう+どのみち(うまくいかなかったけど)

→いずれにしてもありがとうね、となります。




例えば

となりの人がいやだったんで劇場の席を変えたかったけどできなかった時




Can I change my seat in the theater?

I'm sorry. I'm afraid not.

I see. Okay. Thank you anyway. 



このほかにも

道を聞いた時に、案内してくれたが結局たどり着けなかった時

友達に物を貸してもらったけど、あまり役にたたなかった時

など、様々なシチュエーションで使えます。



Thank you anywayを使う時は

「(あなたのしてくれたことは役に立たなかったけど、あなたの好意に感謝して)とにかくありがとう」というような感じで使う表現なんです。



またこの表現は

Thanks anyway.

I thank you just the same. 

と言い換えることもできます。




Thank you, you're checking my blog.

If this article wasn't helpful for you…

Thank you anyway.


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英語コラムを読もう!とある代表監督のお話 FIFAランク最下位ターク・カイコス諸島を率いるイングランド人





「The Englishman in charge of the worst team in the world」


とあるコラムで見つけたBBCの記事です。記事の内容は、タイトルにあるように、「世界最弱チームを率いるイングランド人」の半生や代表監督としての悩み、彼の描く野望などが、とても面白く書いてあります。本文は、文法的に難しい文もなく、比較的簡単な単語で綴ってあり、わかりやすかったので、一気に読んでしまいました。

このコラムはサッカーの記事というよりは、イングランド人監督の生き方や魅力的な人間性などに焦点を当てている記事なので、サッカーにあまり興味がない人でも、楽しめる内容になってます。微笑ましい彼のエピソードを読みながら、南国の島での彼のやりとりを想像してみてはいかがでしょうか?


BBCへのリンク The Englishman in charge of the worst team in the world



いきなり、記事を読むのはちょっと…
という人のために、軽く内容について紹介しときます


世界際弱の国「タークス・カイコス諸島」の代表監督のお話で、イングランド人監督の名はマシュー・グリーン。記事によるとグリーン監督はイングランドのハル出身の41歳で独身。15歳でハル・シティのユースを解雇されたグリーン監督の前職は教師で、フットボールの監督としての経歴は、地元ハルでパブのチームを率いた経験があるのみ。この時点で既に頬が緩む。パブのチームしか監督したことの無いオジさんが、曲がりなりにも代表監督の座について、世界最弱の呼び名を払拭しようと南の島で日夜励んでいるのである。



「みんなは、オレがビーチに座ってただピニャコラーダを飲んでいるだけなんだろうと思っている。オレもそうありたいと思うんだけど、やることが多すぎてとても大変なんだよ」と語るグリーン監督。記事には、グリーンさんの半生や、カリブ海にやってきて代表監督になるまでの経緯が綴られており、小国を率いる監督ならではの苦労話がグリーンさんによって開陳されている。



「怒ったり興奮したりすると、ついハル訛りがでちゃうんだが、これがまた頻繁にあってね」なんていうくだりがあって、情景を思い浮かべるだけでも沁沁(しみじみ)と笑える。ハル訛りがどんなものかは知らないけれど、島民とグリーンさんのフットボールを介したやり取りに思いを巡らせると、温かなおかしみがこみ上げてくる。



全部、書いてしまうのもあれなんで

続きが気になる人は

下記のリンクから読んでみて下さい。

http://www.bbc.co.uk/sport/0/football/24549624


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2013年10月25日金曜日

Could you let me know that? (それ私にも知らせて下さい!) 使役動詞「let」をつかった会話表現




Could you let me know that〜? 

「それ私にも知らせて(教えて)下さい!」



今回、紹介するのは、中学校で習う「let」を使った表現です。

このletは、使役動詞


使役動詞というとなんだか難しく感じますが
よく使われる表現なので使って覚えましょう。



まずは使役動詞について

使役動詞にはmake, let, have, getなどがあり、人や物に「〜させる」や「〜してもらう」という意味を表します。

文法上の決まり事は

let(使役動詞)+目的語(人など)+動詞の原形
の形をとることです


今回、取り上げたletのイメージは「allow」=許す
(人)に〜するのを許すという意味を表します。



今回の文を例に使役動詞を説明します。

Could you let me know that?

この文を直訳すると
meにknowすることを許してね

→「私に知らせてね、教えてね」となります。


この表現は、人に〜してねという意味で使われるので
例えば、meをusに置き換えると



Could you let us know that? とすれば、


「私たちにも知らせてね」という意味になりますね!




例に挙げたように、文法書や辞書などでは

meやusといった自分に関する表現が多いのですが


実は、他の人に知らせるというという使い方もあります。



例えば、meをhimに置き換えれば

Could you let him know that?

 「彼に知らせてください」

→「彼に伝えておいて下さい」という意味になります。



それ、(誰かに)伝えておいて、と言いたい時に
この表現を知ってれば便利ですね!




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2013年10月14日月曜日

助動詞(8)「〜だったものだ」習慣・習性・傾向を表すwill, would 過去の習慣・状態を表すuse toのニュアンス違いと使い方





1. 彼は日曜日になるとよく釣りに出かける。

2. 父は週末に私をよく動物園に連れていってくれたものでした。

3. 10代の子は言われた通りにはしないものだ。

4. ガソリンは水に浮くものだ。

5. 以前は仕事の後にジムに行ったものだが、今は行かない。

6. 以前、この角にカフェがあった。

7. 日曜日にはいつも映画を見に行ったものだが、今はもう行かない。

8. 若いころはよく映画を見に行ったものだ。

9. スペインに住んでいたころはよく美術館に行ったものだ。



答えと解説

習慣を表すwill, would
ここで使われるwillのイメージは「予想」

あなたが、曇り空を見たときに一言つぶやいたとします。
It will rain tomorrow. (明日は雨かなあ。)

なぜこの台詞が出るかというと、大抵の人は、曇りの時は翌日雨が降ることがあるという「これまでの経験」をもとに、“明日雨かなあ”と思う、予想しますよね。つまり「経験」によって話し手が「どう思うのか」それを表すのが予想のwillの正体。


では、習慣を表すwill/wouldとは?
We would often play baseball when we were kids.
(子どもの頃は、よく野球をしていたなあ。)

習慣とは、「これまでの経験」が積み重なってできるもの。つまり、よく和訳で用いられる「〜したものだった」などは、予想のwill(経験)から派生したものなんです。話し手が「過去にしていたこと(経験)」について思う、それが習慣のwill。つまり、この表現は、個人的な過去を回想するという意味合いが強く主観的な表現である。例文でも、“子どものころに野球をしていた”という多くの過去の経験を主観的に話すので、「よく〜していたものだった、よくしていたなあ」という意味になる。またwillを用いた場合には「よく〜する」という現在の習慣を表す表現になる。


習慣を表すused to
useの語源はラテン語のutiという動詞からきていて、この動詞は「使う」他に「慣れいてる」という意味があります。(今の英語には慣れているという意味はない、ただし名詞の時は、その意味を持つ場合がある。)


We used to play baseball when we were kids.
「子どもの頃は、よく野球をしていたんだけどなあ。(今はしてないけど)


助動詞として使われるused toは、「〜慣れている」の過去形「〜慣れていた」が変化したものである。慣れていたとは、「過去に行った経験や動作」であるから、習慣を表すようになった。この表現のポイントは過去形がもとになっているため、過去と現在を対比して、「現在では行ってないが、昔は〜だった」という意味合いを含む表現になる。


would (often), used toの違い
ルール①
used toは動作および状態を表す動詞と結びつくのに対して、wouldは動作を表す動詞とだけ結びつく。これだけでは、なんのことかさっぱりわかりませんよね。。。これ、どういう意味かというと

wouldは(動作に対して)昔はよくやったよね、となり
used toは(状態に対して)昔は〜だったよね(今は違うけど)となる。

つまりwouldは昔繰り返し行っていたことに対して述べる表現である。

動作動詞の場合
We would often play outside until it got dark.
(あの頃は〜だったよね、以前に繰り返していたことを回想する表現)

 We used to play outside until it got dark.
(今とは違って昔はというニュアンスになる。)

状態動詞の場合
There used to be a cafe here.(以前ここにカフェがあったのに。)

以前、あの頃、昔、ここにカフェがあったのは、状態ですか?動作ですか?答えは当然、ここに建っていたという状態ですね。仮に、この文をwouldで表現しようとすると、wouldは過去の反復を表すので、この場所には何度もカフェが建ってはなくなり、建ってはなくなっていた、という意味不明な文になってしまう。そのため、wouldは状態動詞を導くことができないので、このような表現では過去の状態を表すused toが使われる。

状態動詞 know, like, love, believe, have, live, stay etc.
動作動詞 play, run, arrive, come, drive, eat, get, go etc.


ルール②
wouldは過去に行っていた動作の反復の記憶や経験などと強く結びつく表現である。従って、この表現では、often, sometimeなどの頻度を表す副詞を伴うことが多い。また、「あの頃は〜だった」と過去の出来事に対しての記憶を主観的に述べる表現なので、過去を結びつけるwhen I was youngなどの明らかに過去とわかる表現と共に使われる。(そうしないと、単純未来や意思のwillと違いが解らない)


習性・傾向を表すwill
このwillも予想のwillがイメージから起因する表現である。

The birds will fly south when winter comes.
(冬が来ると、その鳥は南に飛んでいくだろう。)

この訳をみると、いかにも定説で客観的事実を述べている表現に感じますが、これは、“渡り鳥は冬になるとエサを求めて南にくるよね”ということを言っているニュアンスなんです。予想のwillはどんなニュアンスで使われているかといえば、「経験」によって話し手が「どう思うのか」それを表すのが予想のwillです。つまり、教科書に書いてあったことを読んで、すぐ人に話すのではなく、知識や経験に基づいて、こうだよねという主観的に述べる表現、それが習性・傾向を表すwillなんです。





1. 彼は日曜日になるとよく釣りに出かける。
He will often go fishing on Sundays.
日頃の習慣だからwill


2. 父は週末に私をよく動物園に連れていってくれたものでした。
My father would often take me to the zoo with me on weekends.
「週末によく連れていってくれた」は過去の動作の反復であるからwouldを用い、頻度を伴うoftenを使う。また、過去であるということを結びつける過去にあったweekendもwouldを使う理由の1つ。


3. 10代の子は言われた通りにはしないものだ。
Teenager will not do as they are told.
「いわれた通りにしないものだ」これは10代の子の性質を主観的に述べているので習性のwillを用いる。これは、経験則に基づいて述べているニュアンスを含んでいる。


4. ガソリンは水に浮くものだ。
Gasoline will float on water.
物質の性質を述べているので習性のwill、ただし経験や知識の裏付けがあって述べる表現である。


5. 以前は仕事の後にジムに行ったものだが、今は行かない。
I used to go to a gim after work, but now I don't.
「以前はジムにいったが、今は行かない」という過去の状態を述べているのでused toを用いる。


6. 以前、この角にカフェがあった。
There used to be cafe on this corner.
「以前、カフェがあった」という状態を述べているのでused to


7. 日曜日にはいつも映画を見に行ったものだが、今はもう行かない。
I used to go to the movies every Sundays, but now I don't.
「(昔は)映画を見に行ったが、今は行かない」という状態を述べているのでused to


8. 若いころはよく映画を見に行ったものだ。
I would often go to  the movie when I was young.
「若いころ(when I was young)」は、明らかに過去を表す表現であり、主観的に見に行ったものだと述べているのでwouldを用いる。


9. スペインに住んでいたころはよく美術館に行ったものだ。
I would often visit museums when I lived Spain. 
「スペインに住んでいたときは」は、過去を表す語であり、主観的に回想している表現なのでwouldを用いる。




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2013年10月9日水曜日

This is an ace idea! (完璧なアイデアだね)人や物事に使われるaceの意味と慣用表現を覚えよう!




This is an ace idea! (最高のアイデアだね)

英語、特に英会話では、最高や完璧という意味でaceが使われます。



なぜaceがそのような意味になるのか?

もう、気付いている人もいると思いますが、それはトランプ(ポーカー)で1番強いカードがAceだから。


いやいや、ちょっとまって!!

Jokerが最強なんじゃないの?とお思いの方

本当のポーカーではババ使いませんのであしからず・


ということでAceは1番のようなニュアンスで使われます。




和製英語っぽい野球でよく使われるエースも当然英語にある表現で

He is the ace of the pitching staff.
(彼がウチのエースだ。)



では、テニスのservice aceは?

これもトランプのaceが由来になってます。service aceとは、サーブをした時に、相手が相手が返球できなかったサーブのことを指します。返せないほど「すばらしい、完璧なサーブ」という意味でservice aceという言葉が使われるようになりました。


この他にも最初に出した例文のように、人、物事や考え方に対して、完璧だね、1番だ、最高だねのようなニュアンスで使いたい時にこのaceが使えます。


これまで紹介した例文は形容詞で使われる場合でしたが、aceの用法には動詞もあり、これも同じような意味で使われます。

I aced the test yesterday.
(昨日のテストは完璧だった。)




aceの使い方わかりましたか?


それでは例文を用意したので瞬間英作文でaceの使い方を練習して下さい。



1) 君が手に入れたカメラ、最高にいいやつだぜ!

2) このアルバム聞いたことある?これ最高にいいよ!

3) 私の料理は1番だよ!

4) 彼は最高のフットボール選手だ!

5) あの試験を完璧にできた人はいましたか? 



答え

1) That is an ace camera you’ve got!

2) Have you listened to this album? It’s ace! 

3) I’m ace at cooking!

4) He is an ace football player!

5) Did anyone ace that test?



Did you ace how to use "ace" ?


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2013年10月7日月曜日

助動詞(7) 可能性・推量・推測を表すcan, may, willのニュアンスの違いと使い方




1. 誰にだって間違いはある。

2. 空のあの光は飛行機かもしれない。

3. 本当にあの人がお父さんなの?

4. 彼は奥さんと一緒にパーティーに来るかもしれません。

5. 電話が鳴っている。たぶん父からだろう。

6. それがたぶん一番よい解決策だろう。

7. 彼は今忙しいだろうね。彼は宿題がたくさんあるからね。

8. ロンドンの冬はとても寒いことがある。

9. 飛行機が離陸する時、いくらか揺れるかもしれないね。

10. あれが彼の家だろう。車庫に彼の車があるのが見えるから。




解説

☆可能性を表すcan/could
canのイメージは可能性
可能性を表すcanはイメージそのままである。

“It can be quite cold here in winter” 

(ここの冬は本当に寒くなることがあるよ。)

「ここ」の地理条件などから考えて本当に寒くなることがある(可能性)というニュアンスである。またこの場合は条件さえそろえば寒くなるのが実現しうるということなので、実際に寒くなることが時々あるという意味合いも含んでいる。


☆推量を表すmay/might
mayのイメージは容認
「そうであってもいいんじゃない」という相手を容認する意味合いを含んでいる。

“This may or may not be true.”
(本当かもしれないし、本当じゃないかもしれない)

このようにmayが推量で使われる時はどっちの可能性もあるという場合に使われる。つまり、あってもなくてもおかしくないというようなゆるい状況を示すことがmayを使う時のポイントである。


☆推測を表すwill
一般にwillのイメージは意思が有名だが、この場合は単純未来
will は未来の予測に関して最も一般的に使われる助動詞である。will を使った文は、その予測が起こる可能性がきわめて高いことを表す。しかしながら多くの場合、確信度を表す副詞や be, sure , think, wonder ,などの動詞を加えてその確信度合いを調節することができる。

“Maybe she will be at the party tomorrow.”
(たぶん、彼女は明日のパーティーに来るだろう。)

単純未来に確信度を表す副詞(maybe)やbeなどを共に用いることで、たぶん〜に来るだろうという推測の意味合いを持たしている。もし、“I will stop smorking”のように一人称で使われる場合には、禁煙するぞ!という意思のwillとなる。一人称で単純未来を使う場合は自らが決定できないような状況で使われ、die, haveなどを伴う場合に限定される。





1. 誰にだって間違いはある。

  Anybody can make mistakes.
canを用いることで、「〜はありうる」という可能性を示すことができる。



2. 空のあの光は飛行機かもしれない。

  The light in the sky could be a plane.
canは、「普通に考えて、状況的にありうる」という場合に用いるが、話し手が思っている可能性を表す時にはcouldを用いる。



3. 本当にあの人がお父さんなの?

  Can the man really be your father?
「本当に〜なの?」のように強い疑問を表す時にはcanが用いられる。これは、「普通に考えて、状況的にありうるのか?」という意味合いを含んでおり、驚きや不信感を表す場合に使われる。canを用いると「とてもそうはみえないけど、本当にお父さんなの?」という意味合いが含まれている。






4. 彼は奥さんと一緒にパーティーに来るかもしれません。

  He may (might) come to the party with his wife.

「〜一緒に来るかもしれない」という推量を表しているので、mayを用いる。mayとmightはほぼ同じ意味で使われるが、mightを使うとmayよりもやや可能性が低くなる。







5. 電話が鳴っている。たぶん父からだろう。

  The telephone is ringing.  It will be my father.
「たぶん〜だろう」という話し手の推測を表しているのでwillを使う。



6. それがたぶん一番よい解決策だろう。
  That will (would) be the best solution.
wouldを使うとwillよりも控えめで丁寧な表現になる。また、確信はないがそうだと思うといった意味合いになる。なので、wouldを用いると「(確信はないけど)たぶん一番の解決策だろう」というニュアンスになる。






7. 彼は今忙しいだろうね。彼は宿題がたくさんあるからね。

  He will be busy now.  He has a lot of homework.
「忙しいだろう」という話し手の推測なのでwill






8. ロンドンの冬はとても寒いことがある。

  Winter in London can be very cold.
可能性のcanを用いる。winterは最後にしてもok






9. 飛行機が離陸する時、いくらか揺れるかもしれないね。
  You may feel some shaking when the plane take off.
推量のmay


10. あれが彼の家だろう。車庫に彼の車があるのが見えるから。

  That will be his house.  I can see his car in the garage.
推測のwill。 I canのcanは可能。

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