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2013年9月3日火曜日

助動詞 (2) canとbe able toのニュアンス違いと使い方





1. 彼は日本語を話すことはできるが、書くことはできない。

2. 明日の朝なら会えるよ。

3. あなたはすぐに泳げるようになるでしょう。

4. 彼女は5歳でピアノが弾けた。

5. 昨日、200メートル泳ぐことができた。

6. 私のサイフはどこにも見当たらなかった。

7. 私なら映画の席を2つ予約できたのに。

8. 君ならすぐに自転車に乗れるようになるよ。

9. 今朝、部屋の鍵をみつけることができなかった。





答えと解説


☆「能力・可能」を表す。can/be able to

「can」の基本イメージは可能性


「理屈などから考えて〜できる」
「その気になれば〜実行できる」


canが表す意味
I can run fast.(早く走れるよ)
その気になれば走れるという「実行できる可能性」

She can speak German.(彼女はドイツ語を話せる)
ドイツ語の知識があるから話せるという含みがある

どちらの文も実際にやっている「行為や動作」ではなく、可能であるという言い手のイメージである。

否定文の場合は、「やろうとしても、能力的、知識不足で出来ない」という意味になるので、He can't answer the question. は「(答えようと頑張っても)彼はその質問に答えられない」というニュアンスを含む意味になる。



【be able to】
ただ能力を備えているだけではなくて、「(実際に)~することができる(または、できたこと)こと」を表す。これより、過去に1回できたことは、was able toで表す。ただし、否定文または、過去にできたと言う場合には、どちらを使ってもよい。また、永続的にできる、というニュアンスの場合はcan/couldを用いる。

I could pass the test yesterday.(×)
I was able to pass the test yesterday.(○)





【canとbe able toを使った時のニュアンスの違い】
canのイメージは「可能」、つまり、I canとは、“(能力があるから)できるよ”という自分で判断する主観的な表現である。これに対して、be able toは、canの持つ可能性という意味合いがなく、実際にできるという意味だけである。つまり、I'm able to〜といえば「実際にできるよ」という客観的な意味合いを含むことになる。

I can’t go to the meeting. (自分で判断できる、客観的)
I won’t be able to go to the meeting. (自分ではなく、客観的に判断)

can は主観的であるから、「会議に行くのは無理です」という中に多少であるが「行きたくない」というニュアンスが含まれる。これに対して be able to は時間や物理的に行くことが困難であるから無理だという意味合いになる。






1. 彼は日本語を話すことはできるが、書くことはできない。
  He can speak Japanese but he can't(cannot) write it.

canは「〜することが出来る」という現在の能力を表し、技術や知識を身につけている、やり方を知っている、という場合に用いられる。be able to でも表現可能であるが、canを用いるのが一般的。



2. 明日の朝なら会えるよ。
I can see you tomorrow morning.

可能性のcan 「朝なら会える」可能性があるという含みを持つ





3. あなたはすぐに泳げるようになるでしょう。

  You will be able to swim as.


通常、可能を表す時にはcanを用いるが、未来のことはwill be able toで表す。これは英語のルールで助動詞が連続して並ぶことが禁止されているためであり、will can のような表現はできない。その場合には代わりの表現で(この場合はbe able to)代用する。




4. 彼女は5歳でピアノが弾けた。
  She could play the piano at five.

5歳でピアノが弾けた→過去において〜する能力があった。
canの過去形「could」を用いる。またwas able toでも可。



5. 昨日、200メートル泳ぐことができた。
  I was able to swim 200 meters yesterday.

過去の1回「(実際に)〜することができた」という意味なので、was able toを用いる。




6. 私のサイフはどこにも見当たらなかった。
  I couldn't (wasn't able to) find my wallet anywhere.

(過去の1回)サイフを探したけれど見つからなかった。と解釈できるが、「行為、動作」を達成できなかった時(否定文の時)はどちらでもよい。



7. 私なら映画の席を2つ予約できたのに。
  I was able to reserve two seats for the movie.

映画の席を予約できたという過去の1回の行為を言っているので、客観的な視点で使われるwas able toを用いる。



8. 君ならすぐに自転車に乗れるようになるよ。
  You will be able to ride a bicycle soon.

すぐに乗れるようになるよ(未来の可能性)
助動詞は連続して使えないので、will be able toで表す。



9. 今朝、部屋の鍵をみつけることができなかった。  I couldn't find the room key this morning.

否定文なので、could, was able to どちらを用いてもよい。
ただし、人に話す時には伝わるニュアンスが違う。

could(あったかもしれないけど、見つからないからあきらめた。)
be able to (部屋の隅々まで探したんだけど、本当に見つからなかった。)


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